姫

ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポの姫のレビュー・感想・評価

3.5
「私たちは生きてさえすればそれでいいのです。」

その一言がすべての答えかな。
太宰治の作品で暗そう寝そう・・・くらいの予備知識で観たけれど、意外とよかった。
キャスティングがよかった。
やっぱり松たかこがうまかった。
淡々と話は進んでいくけれど、退屈はしなかった。
台詞まわしも活字が目に浮かぶくらい、本を読んでる感じがして、逆によかった。

読書が苦手で、太宰治なんて読まないけど、ひとつの映画としてよかったです。好き嫌いは分かれるかもね。
姫