PG-12指定。
いつ読んでも、観ても、同じ別の苦悩を追体験してしまう太宰作品の映画化。
better halfを正に失ったピエロを生き、世に恥を晒し身をすくめて生きている己への
カウンターパ…
原作未読です。太宰投影作品の中でも本作の大谷は女性に愛されるダメンズ。女性の弱さや末恐ろしさを受け入れることのできる男性というのは、ダメンズでもモテるものです。でもまぁ、佐知の周りの男3人が見事にダ…
>>続きを読む「どろ沼を一つ持っているね」愛する女に言葉で辱しめる彼の冷酷な面。
太宰の魅力は女性に絶望してるとこ。
浅野忠信が見事に演じ切ってる。
また、松たか子の陽性で品のある艶が、太宰文学のヒロインのイメ…
太宰的男性像と浅野忠信の食い合わせが悪かった。
あまり弱さを感じないから女性が搾取されてるように見えてしまう。
人間失格の生田斗真はもっと放っとけない感じが出てたからこれは役と役者の相性が悪いんじゃ…
太宰治の小説『ヴィヨンの妻』を根岸吉太郎監督が映画化し、第33回モントリオール世界映画祭で監督賞を受賞した人間ドラマ。
人気作家として世間から注目されるも、生きることに苦しみ酒や女に溺れる大谷と、…
最初は「なんだこの流されるばかりの情けない女は!!(男はもう論外)」
とプンプンしながら見てたけど、後半になるにつれて、
ああ違うんだな。ものすごく芯の強い。
強すぎるくらいの女なんだな。
というの…
このレビューはネタバレを含みます
太宰治なのか、この時代なのか、合わない
太宰治がモデルなのかな?
弱さもさらけ出す姿が“誠実”に見えてたのかな?
“今”の感覚だと言い訳だけのいくじなし
“先生様”
プライドと理屈と言い訳
死に…
このレビューはネタバレを含みます
どこまでも深くて暗い静かな森にいるみたい。
もはや、妻の愛ではなく、妻の意地。
死にたい死にたいと言いながらも、本当は生きるのと同じくらい、死ぬことも恐れる大谷。
留置所ですれ違う時の広末涼子…
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