NHK BSの『プレミアムシネマ』で鑑賞。
シリーズ第7作。マドンナは榊原るみ、おいちゃん/車竜造役は森川信。
寅次郎(渥美清)とさくら(倍賞千恵子)が異母兄妹だという事情と、寅次郎の産みの親 お菊(ミヤコ蝶々)の存在は初めて知ったかも。御前さま(笠智衆)の娘 冬子(光本幸子)については、第1作『男はつらいよ』を鑑賞済みならばすぐに解るのか?
竜造(森川)の低ピッチの声音が好き。「バカだねぇ…」という台詞にもぴったりで、つね(三﨑千恵子)との掛け合いも抜群。
花子(榊原)の就学・就労・結婚等への周囲の対処や、知的障礙全般に関する捉え方の描写は前時代的にも、現代的にも映った。“特別”扱いすべきか否か簡単に回答しない映画本篇はいいと思う。……撮影時、恐らく監修者はいなかったであろうが。