ゆーたろー

男はつらいよ 奮闘篇のゆーたろーのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)
4.0
ちょっとキムギドクは休憩で、たまには歪んでない暖かみのある映画を紹介します笑
「男はつらいよシリーズ50作の中で最高傑作は?」と聞かれるとどれも素晴らしくて似たようなもんなので答えられません。
だけど1番印象に残って好きのは本作か恋愛よりも友情が強く描かれた「寅次郎夕焼け小焼け」ですね〜
今回のヒロインは知的障害を持った女の子です。
駅で迷子になったヒロインを見つけた寅さんがこの子が家に帰れるように助けます。それが2人の最初の出会いですが、
この一連のシーンが寅さんの女の子を心配する根っからの優しさと暖かさを感じる自然なシーンになっています。
この子がある日寅さんとお嫁さんになりたいというものだから寅さんはこれを本気にして、慌てながらも覚悟を決めます。
稚園児の女の子が好きな男の子に結婚しようねと言う時の心情と同じですね。
寅さんも純粋なもんだから「よ〜し、わかった」と笑
この展開からラストまで切ない名作に仕上がっていくんですね。
優しくて、暖かみのあるこの作品が大好きですね。
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