れ

告白のれのレビュー・感想・評価

告白(2010年製作の映画)
4.0
視聴者が、最大限に不快になるようにという作り手の意図を、さまざまな箇所で感じた。叫ぶシーンや泣いてるシーン、笑ってるシーンなどで変なカットを入れたり、挿入歌や色味が単調な所など、とりあえず見てて気持ちよくない。その分キャラクターに感情移入できなくても、モヤッとした心で映画に没入できて、だれも逃がさないぞと言う気概を感じた。
見終わってからは、子供の未熟さや司法の不完全さ、親子や学校のあり方など、様々な問題提起がされていたなと、死ぬ事だけが不幸ではないしこの世は不条理だなと、ずっと考えちゃう。視聴後の味がすごい映画。

関係ない人がことごとく死んで、当事者達はより一層暗闇で生きていく。とんでもない復讐劇だったな。
れ