友人に口々に私は観ないほうがよいと忠告を受け(感受性が強すぎるからという意味で)、そんなにやばいのかガクブル！と怖くて手が出せずにおりましたが、観ました。うん。かなりハードル上げてたせいか、いやそうでなくてもきっと、不思議とグロさは気になりませんでした。それは作品の一端に過ぎず、それ以上に凄い！！！と。引力が。とにかく最後まで目が離せなかったのです。自分の心臓の音まで聞こえそうなほど不気味な緊張感と汗ばむ感じ。ぐぐっと集中させられました。人間の醜さ。ほんの些細なことで歪んでゆく愚かさ。何かに依存しなくては立っていられない脆さ。自分も人間ということを棚にあげて、崩壊していく彼らを上から眺めてほくそ笑みたくなりました。そんな自分が一番怖い、、そう認識するための作品なのかもしれない。
