このレビューはネタバレを含みます
まさかこんなに重い感じだとは思ってなかったけど、いじめや虐待で先生が復讐したい生徒2人を追い詰めていく生徒たちにも狂気を感じたし、どっちが悪なのか分からなくなってくる。
どっちも問題なんだろうな。
期待に応えられないから親に虐待されて、親に捨てられて孤独が原因でサイコパスになってしまった生徒(修哉くん
)もとても切ない。
日本映画は復讐が正義で描かれることが多いけど、果たして復讐は正しいのだろうか??
皮肉にも殺すつもりがなくて殺しちゃった生徒の方が異常に追い詰められてるのがとても可哀想だけど、
人間が壊れていく過程をリアルに描いているのがとても素晴らしい。
社会問題をふんだんに使いつつ、
中島監督のセンスなのか映像が綺麗で一つ一つのシーンがかっこ良かったです。