赤は《博愛》。
キェシロフスキ監督の『トリコロール』3部作完結篇は、最も深く思索を誘う一本。クロスに零したワインの一滴が広がるのを見つめるがごとく、じっくりと時が緩んだような余韻を残す。また一本目の…
固定電話の大活躍ぶりと、様々な人生がときに交わったりパラレルなまま交わらなかったりする奇跡的な様。盗聴魔のトランティニャンの観察者ぶりにみる捻れた博愛と、『ふたりのベロニカ』ぶりのイレーヌ・ジャコブ…
>>続きを読むクシシェトフ・キェシロフスキによるトリコロール3部作の最終章。
これぞまさに『偶然と想像』。人生とは残酷で奇妙で愛おしいものなのである。温かい余韻に包まれた。
気づけばどの作品も喪失と再生の話だ…
3部作、3作目にして監督の遺作。
冒頭の電話線からのカットつなぎ、、いい。
白の愛の結婚式シーンでも思ったけど、POVからのカットインというよくあるカットなんだけど、このカメラはそれがうまい、とい…
三部作の最後そして遺作。
個人的に青、白のほうが好き。ちょっと都合良すぎな感じ。キエシロフスキは本作に登場する初老のひねくれ男に自らを重ねていたのではないかと思った。一度裏切られた経験から全ての人間…
【第67回アカデミー賞 監督賞他全3部門ノミネート】
キェシロフスキによる「トリコロール」三部作の完結篇。カンヌ映画祭コンペでプレミアされ、セザール賞では作品賞など6部門にノミネートされた。アメリカ…
「トリコロール/赤の愛」
「トリコロール」3部作最終章。大学生モデル、盗聴判事、法学部生の3人が織りなす運命の物語。最終章にして全てが最高。
赤が意味する「博愛」をテーマをもとに、ひょんなことか…
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