トリコロール三部作、順番に観進めて遂にラストは『赤の愛』。
博愛をテーマに『青』からの流れをしっかり着地させた作品だった。
“運命“の意味では『ブエノスアイレス恋愛事情』とか『パリのどこかであなた…
このレビューはネタバレを含みます
博愛かぁ。
元判事は「正しいことをしても人が救えるわけではない」という。
主人公はこれを否定する。「人はもっと寛大なもの。時に無力だとしても」
どちらも合っている気がする。
意見は違っても2人…
昔は『青の愛』が好きで『赤の愛』はラストが好きだったけれど今回見返してダントツで『赤の愛』が良かった。
キェシロフスキ監督が一貫して描いてきた偶然と運命。その集大成ともいえる作品
過去のトラウマで…
主人公が元判事に犬を届けにいくことで、主人公の周りにある元判事の過去のような現在と、元判事の空白が暖かみで埋め尽くされていく様が圧巻でした。若干タイムリープを感じさせる不思議な世界観でしたが、テーマ…
>>続きを読むトリコロール3部作一気再鑑!
赤=博愛。ジャコブの知的で落ち着いた佇まいと正統派の美しさ。
人との距離感って人それぞれの塩梅がある。愛を込めて接すれば距離は縮まるのか。目を見て話す寂しげな人って何…
★★★★★it was amazing
『トリコロール/赤の愛』 クシシュトフ・キエシロフスキ監督
Three Colours: Red
ロマンス&ドラマ
イレーヌ・ジャコブ as ヴァランティー…
トリコロール3部作の最終話。
トリコロールは青、白、赤のフランス国旗を示すもので、一作目の青は「自由」、2作目の白は「平等」、3作目の赤は「博愛」がテーマになっているそうです。
トリコロール3部作…
主人公(イレーヌ・ジャコブ)はモデル、ある時犬をひいてしまい、首輪の住所に届けるのだが、飼い主(ジャン=ルイ・トランティニャン)はもういらないという。
仕方なく引き取って育てていたが、逃げ出してしま…
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