トリコロール三部作③(赤=博愛)
ジュネーヴに住むモデルで大学生のヴァランティーヌは、ある日車で犬を轢いてしまい首輪の住所の飼い主を尋ねるも冷たくあしらわれる。電話の盗聴を趣味とする人間不信の変わ…
(ゼミ課題)
テーマ:繋がり
【感想】
本作品のテーマは「繋がり」だと考えたが、この「繋がり」は3つの意味が説明できると思う。1つ目は人と人との繋がり、2つ目は登場人物の関連性という意味での繋…
トリコロール三部作の赤。三つとも観ないと、全体的な意図が見えないと思ったので、青→白→赤の順で観ました。
イレーヌ・ジャコブ演じるヴァランティーヌの部屋、カフェ、スロットマシーンのチェリー、バレエ…
2021/04/21 DVD
孤独な老人と無垢な女子大生の出会いが生んだ愛の奇跡。
『トリコロール』三部作の最終章にしてキエシロフスキの遺作。
青、赤と観てしまったが、青→白→赤の順で見るべき、だ…
”博愛”とういのも、私にとって大きな人生のテーマである。自分より博愛精神のある人と出会うと、その人を大事にしたいと思いながらもどうしても懐疑的な気持ちも抱いてしまう。私もどちらかと言うと老人のように…
>>続きを読む「赤の愛」というと、情熱的な恋愛譚を想像してしまうものだが、今作はもはやそうした1対1の関係性だけではなく、全人類を包み込むような温かい愛を描いていた。
3部作に共通して見られる、空き瓶を街の回収…
これまでの総括のような「赤の愛」
法に置いて平等であるはずの判事の過去の恋人の裏切りと自分への失望からの人間不信に囚われた不自由な人生。自分を嫉妬から疑い縛りつけようとする恋人を持つしかし明るく真っ…
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