赤は《博愛》。
キェシロフスキ監督の『トリコロール』3部作完結篇は、最も深く思索を誘う一本。クロスに零したワインの一滴が広がるのを見つめるがごとく、じっくりと時が緩んだような余韻を残す。また一本目の…
トリコロール3部作の3作目。テーマは「博愛」とのことだが、前2作と同様に映画の内容からテーマを感じることは無かった。大学生と引退判事の交流が中心で、不思議なファンタジーっぽさも感じさせたまま単調に話…
>>続きを読む3部作それぞれがちょっと普通で無い世界を描いて、それぞれが微妙に影響しあっていて興味深かった。画面の至る所に散らばる赤い色彩が強く印象に残る。人生に諦観した初老の登場人物に感情移入してしまう辺りが、…
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