XA12

ル・バルのXA12のレビュー・感想・評価

ル・バル(1984年製作の映画)
4.4
「音楽映画」で「サイレント映画」でもあり、「歴史映画」でもある。「あんなに愛しあったのに」以来の鑑賞であったが、スコーラの描く人間讃歌は最高だ。
あんまり、論じられてないけど五月革命におけるロックンロールの役割って凄かったんちゃうか。
まあ、そこら辺はベトナム戦争とフラワームーブメントで補完されるか。とはいえ、若者の暴動でラ・マルセイエーズが聞こえてくるシーンは鳥肌モノ。
エンドロールも作中では演技かぎこちなく踊ってた面々も各々素で踊ってる。
どこを切り取ってもマスターピース。

字幕(言っても台詞はない)で、曲のタイトルとダンス(音楽?)のジャンルが、カラオケというかベストヒットUSAみたいなテロップで出てくるんだけど、もし4Kレストアとかリバイバル上映する時は、そのまま残していただきたい。
その字幕がすっげえダサいけど、すっげぇ良いんだよなぁ。
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