ガールズのENDOのレビュー・感想・評価

冒頭の街中爆走から良い映画の予感。80年代フランスのジュブナイル映画だが私生活が謎に包まれたカトリーヌのちょっとした油断によるハードな展開に意表を突かれて途方に暮れる（当初から継父との関係が示唆はされているとしても）ダサさを一身に体現するベルナールの存在によって全体の雰囲気を緩和。とにかくダンスのやらかしで笑い泣き。アニーの不思議な魅力でロック・バンドのフロントマンと付き合ったりして最期は崖の空撮で終わるから青春は終わりその輝きはフィルムに刻まれる。懐かしくも切ない傑作！