福福吉吉

GODZILLA ゴジラの福福吉吉のレビュー・感想・評価

GODZILLA ゴジラ(1998年製作の映画)
2.5
南太平洋に現れた謎の巨大生物がアメリカ・ニューヨークを襲った。核実験の影響で生まれたその巨大生物は米軍の攻撃をたやすく回避し、ニューヨークを混乱に陥れた。巨大生物を退治することはできるのだろうか。

まずこの巨大生物は日本で認識されている「ゴジラ」ではない。きっと名前が同じだけの異種の生物である。それをふまえてレビューします。

この巨大生物が非常に機敏で米軍の攻撃をすべて回避し、回避されたミサイルがニューヨークを破壊していき、市長が米軍に対して「お前たちが町を破壊しているじゃないか」と抗議したところが面白かった。日本の「ゴジラ」ではあり得ない話だ。この巨大生物は非常に軽快過ぎて、日本の「ゴジラ」のような重度の災厄を招く人類の滅亡させる脅威的な存在に見えない。単に恐竜が巨大になっただけに見えてしまった。
また、この巨大生物の繁殖による脅威に焦点が当たっているが、謎のクリーチャーが繁殖により人類が危機に陥る、というのは他の映画でもよく見る構図で新鮮な感じがしなかった。

良かったところとしては、ストーリーのテンポは早く、軽快にドンドン進んでいくので、最後まで観ることは苦ではなかった。また、孵化した生物の幼体が群れになって主人公たちを追いかけてくるシーンは緊迫感があった。

可もなく不可もなく、といったところだ。
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