GaPTooth

空襲と毒瓦斯のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

空襲と毒瓦斯(1933年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

原題:I was a Spy

🎖️マルト・ノッカート🎖️
勇敢な行動と功績を讃え「殊勲報告書」に名が記載された。
ー英国陸軍大臣ウィンストン・チャーチル

自衛のため諸国と軍隊はスパイに死刑を求刑せざるを得なかった。
愛国心を動機とし犠牲を厭わない諜報員は国民から敬意と名誉を受けるに値する。
マルト・ノッカートの働きぶりによりスパイは威厳があり、称賛に値するとみなされた。
《ウィンストン・チャーチル。1918~21》

1915年。
ドイツ戦線の背後。
ドイツ占領下のルーセラーレ。
ベルギー人でありながら、負傷したドイツ兵の看護をするための戦場病院で看護師として働くマルト。

カフェ:カリヨン
店主ビクトール・ノッカート
妻エレーヌ
娘マルト

マルトの叔母ルシルは、英国の為にスパイとして諜報活動をしていた為にドイツの諜報員に尾行されていた。
それで情報を伝える役としてマルトが手伝うことになった。

ルシルの正体がバレてしまったため、マルトが代わってスパイ活動をすることになってしまう。スパイ名は「ローラ」ドイツ人の病院で働くマルトは情報収集も期待されている。

ドイツによる《毒ガス攻撃》の犠牲者ガス中毒患者2000名を戦場病院に受け入れることになり、次々と運び込まれてくる。

市民はドイツ軍に抵抗。
発砲を恐れた市長と司教が登壇し沈静化させる。市民は膝まづき[聖書]マタイによる福音書6章に記述されている神への祈りを唱和する。

ドイツ人司令官に「ブリュッセルに一緒に行こう」と誘われるマルト。皇帝が来る日時を探る良いチャンスと思われた。

ブリュッセルで。
果たして、マルトは司令官から皇帝の来訪する日時を聞き出すことができた。
が、マルトは"大きな犠牲"を払う結果になる(*T^T)

スパイを炙り出すための策略。
カギとなるのは"丸い時計"

時計を取りに来たマルトは逮捕されてしまう。"時計""タバコの紙"極め付きに"皇帝の来訪予定の日時に英国軍が出撃してきたこと"が決め手となった。
マルトはスパイ罪として裁判にかけられて有罪判決を受け"射殺"を宣告される。

今!まさに!という時!ステファンが新証言をしに現れる。
ステファンの"新証言"によってマルトの命は助かる...が、ステファンは射殺されてしまう。最期の言葉はマルトへの愛。

ラストシーン。
マルトが開け放たれた扉を抜けて外へ出ると、英国陸軍が行進している。
ルーセラーレにもはやドイツ軍はいない。
満ち足りたマルトの笑顔でThe End。

史実にフィクションを交えてあるけど、戦争は最悪だよねってことが伝わってくるんで可もなく不可もなく(。-ω-)デスワ...
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