ユミコ

女の子ものがたりのユミコのレビュー・感想・評価

女の子ものがたり(2009年製作の映画)
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西原理恵子氏の原作は未読。タイトル通りほぼ女子で出来ている。
漫画家である主人公の回想( 主人公とその友人達である女子3人組の子供時代〜思春期〜そして主人公以外の2人の結婚とその後の3人について迄が描かれている)。
「スタンド・バイ・ミー」の女子ver.みたいだなと感じながら観ていたけど重要な部分がそのまんま過ぎてパクりみたいで残念だった。本作では主人公に対し、友人の1人が「この街から出ていけ。もう帰ってくるな!」と(友情から)怒鳴っていたシーンが「スタンド〜 」ではクリスがゴーディに「君は才能あるんだから いつまでもここにいてはいけない」だったし、ラスト近くの本作での主人公の呟きは「もうあんな友達は出来ない… 」で「スタンド〜 」では「あの12歳の時のような友達はもう出来ない」だった。いずれも心に残る重要なセリフで、それがあまりにも露骨に使われ過ぎていて、がっかり。せっかく素敵な作品なのに… 。
でも恋愛モノ以上に友情モノが好きな私は「スタンド〜 」がもちろん好きだし、この「女の子ものがたり」も、なんだかんだで結局好き。
ユミコ

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