街に置いてけぼりにされ、夜道に佇む姿。ロングショットからの長回しの最中、全身で木の真似をしてみせる姿。綱渡が終わったあと、一人で路地を歩く姿。ユーモアと寂しさと。ジュリエッタ・マシーナのまん丸な目が…
>>続きを読む名作…
辛過ぎるけど悲しい人生だったと一言で言うにはあまりにも美しい瞬間が詰まってた。
ジェルソミーナが帽子を被されて目をまん丸にするところ、田舎の結婚式、病気の子を笑わせに連れて行かれるシーン、海…
★旅芸人のザンパノがやってきて、貧乏な生まれのジェルソミーナさんは助手として売られることに。二人は馬車で一緒に旅をして回る。
◯悲しいお話なのに、ジェルソミーナさんを見るとどうしてか元気になるから…
おれには小石が何の役に立つかわからん。だが何かの役に立つ。これが無益ならすべて無益だ。空の星だって同じだとおれは思う。
お前だって、何かの役に立ってる。
【感想】
ある2人の人生を描いたロードムー…
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旅芸人のザンパノは体に巻いた鉄の鎖を切る大道芸を売り物にしていたが、芸のアシスタントだった女が死んでしまったため、女の故郷へ向かい、女の妹で、頭は弱いが心の素直なジェルソミーナをタダ同然で買い取る。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
人の心には誰しもザンパノみたいな酷いやつがいてさ、そいつがせいでよかったものがダメになったり大切な人が去ったりしてしまう。だから、ラストシーンの打ちひしがれたザンパノの涙は彼のものである以上に、観客…
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めちゃくちゃよかった。
途中、小石の比喩で仲が良くなり、憎まれ口を叩きながらもうまくやっていくのかと思ったらそんなことなくて、こういう結末なんだけどそれが本当にいい。
ザンパノの身勝手さ…
このレビューはネタバレを含みます
2人とも人間らしく不器用で仕方がない
ザンパノが人殺しであっても何か役になっているということで自分を肯定していたから一緒にいた
トランペットを置いていったシーンは心に残った
この時代でも通じる普遍的…