desperadoi

道のdesperadoiのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
4.5
ここまで心揺さぶられたのは久しぶり。オススメしてくれてありがとうスコセッシ。そして彼がこの作品を好きな理由も分かる気がする。罪や救済というテーマ、自己破壊的なキャラクターはスコセッシ作品と共通するから。激しい怒りに囚われたザンパノの姿には『レイジング・ブル』のジェイクが、また絶望感で崩れ落ちる孤独な姿には『沈黙』のキチジローが重なって見えた。

でも程度の差はあれど、多分私たちはみんなザンパノなんだ。救いがすぐ近くにあるのに全く気付かず、それどころか自ら打ち捨ててしまう。
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