kurabo

道のkuraboのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
4.2
 主人公が売られるシーンから始まって身構えてたが、予想外にいい話だった。
 ザンパノの中途半端ないい奴っぽさ、事細かには説明されないジェルソミーナの心情に驚いた。単純な共依存とか不器用な男の愛情とか陳腐なものに焦点は合っていない。他人への中途半端な愛と勝手な寂しさに共感する。
 あと、車から手を振るシーンなどオッと思わせる映像があった気がする。白黒の海が綺麗!
 昔のイタリアの大道芸人という異文化を知れたのもあってか退屈せずに見れた。終盤は引き込まれた。
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