油屋

道の油屋のレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
-
ラストの切なさが心をつかんで放さない。
美男美女のラブストーリーが展開する訳ではない。芸人にお金で買われた少女が芸を仕込まれ嫌々旅を続ける。しかしふと心が芸人に動く。しかし芸人はケンカで相手を殺してしまう。女はそれを受け入れる事は出来ず、芸人にすてられる。芸人が再びその地を訪れると女がいつもラッパで吹いていたメロディが聞こえて来る。
芸人が慚愧の念にかられ夜の浜辺で慟哭するシーンが私の中に二人の旅のシーンとオーバーラップする。
油屋

油屋