まみかし

道のまみかしのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
4.2
初めて観たのが、当時の教育テレビ「世界名画劇場」だった。それから何度も観ているが、毎回、毎回異なった想いに打ちのめされる。決して感動したとか、気持ちが洗われたと言った爽快感があるわけでなく、むしろ心の中にいつも澱みが残されて、毎回溜め息をついてしまう。それでも観てしまうのはフェデリコ・フェリーニ監督の力量なのかもしれない。今回、フェデリコ・フェリーニ監督生誕100年の特集で、初めて劇場で観た。年を重ねた分、溜め息が深く大きくなった気がした。
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