三四郎

泣いて笑った花嫁の三四郎のレビュー・感想・評価

泣いて笑った花嫁(1962年製作の映画)
4.5
綺麗だなー!美しく歳をとりましたな、お嬢さん!
高峰三枝子と佐野周二の再会!
「お嬢さん!」
この一言で嬉しくなる笑 あゝ懐かしきモダンな1930年代!もう涙が出そう!この映画は笑った笑った!楽しませてくれた!
戦前大船時代の周二と三枝子のツーショットアルバムなどなど…もう最高。あのアルバムの中には若かりし頃の三枝子の着物姿から洋装までおさめられている!三枝子本人のアルバムじゃないかしらん。

周二は、鰐淵晴子がアルバイトに来て名前と住所を言ったとき、ピンッときたのだ、そうに違いない。だからこそ優しくすることに決めたのだ。小説であれば、娘なら母親とどことなく面影が重なるのであろう。家に訪ねたのも、もしやと思いそこのとこを聴きたかったのと、昔愛したお嬢さんと似た娘に会いたいとの気持ちからだろう。飾ってある三枝子の写真を見た時の周二、ジッと見つめて確信したという顔だ。心ここに在らず。
しかしね笑 母親の顔写真だけを家に飾らないでしょ笑 せめて家族写真でしょ笑 これじゃ、母親亡くなったみたいじゃないか…。
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