タカシサトウ

GONINのタカシサトウのレビュー・感想・評価

GONIN(1995年製作の映画)
3.9
人生に行き詰った5人の男達が、暴力団からその金を奪おうとする話。 

 ものすごい迫力。上手くいったと思いきや、5人が段々追い詰められていく所が凄い。

 佐藤浩市、本木雅弘、根津甚八がかなり良かった。竹中直人、椎名桔平の個性も凄かったし。一番怖かったのは、殺し屋のビートたけし、本当に怖かった(眼帯はバイク事故の後だからだそうだ)。鶴見辰吾、永島敏行のヤクザもかなり怖い。

 石井隆の映画はいつも雨が降ってくる、そこで修羅場になる。

 彼の映画は、「死んでもいい」を観たけれど、こちらは前に観て、また観てしまった。

 当時、くすぶっていた俳優を集めたという話だが、出てくる俳優の力がここまで強いとは。かなり強い印象が残る(2024.1.6)。