タイトルが壮大なネタバレをしている、ダイナミックなタイトル。
いやぁ〜マジで面白かった。
ムナクソ映画の部類ではトップクラスの作品。
普段は親切で愛想の良い隣人一家に、不審な点が多々ある事に疑念を抱く流れ。
ゆったりとしてるのに抑揚があるカメラワークや落ち着かないシーンの行動が早まる演出のカット割り、隣人の目線の動きとか細かいところまで工夫されてて見ごたえがある。
この映画、他人事ではありません(断言)
[ここからネタバレ]
主人公の教えている専攻と授業内容、妻を失ってからの心身の歪み、突発的な行動と問題のある行動….
こんな情報と証拠のみがテレビで報道されたら、100人中100人があの事件の犯人だと信じると思う。
もしかしたら僕らの知っている大事件の中でも、こういうケースがあるかもしれない。っていうか間違いなくある。
真実は隠されたまま….。
過程ではなく事実、または結果だけを並べれば、犯人じゃない人物を犯人にすることができる。
そう、あのオズワルドやリンカーンバロウズのように。
この映画はフィクションだけど他人事には思えない、そんな恐ろしい映画だった。
見返してみると、
ラストに繋がる一連の流れが完璧すぎて、冒頭の子供の火傷からすべて仕組まれていたのでは?と感じた。
手紙が間違いで入ってくるのも明らかに不自然だし。
真相は闇の中だけど...