猿山リム

女子高生ゾンビの猿山リムのレビュー・感想・評価

女子高生ゾンビ(2010年製作の映画)
1.2
 確か発売当時に新作で購入した気がするDVD。
 その時も鑑賞してそこそこ面白かった印象だったんだけど・・・こんなに酷かったか・・・。

 女子高生かどうかは知らんが、女子高生の格好をした女傑がゾンビをズンバラリンするだけの映画。
 普通にゾンビパンデミックな世界を描けば多少は見られたかもしれないけれど、なんか変に組織っぽいのの対立にしてしまったので(まぁ予算の都合な気がしなくもない)、なんだかわからないものに。

 ゾンビものや女子高生戦士ものにありがちなシーンを思いつくまま整合性とか関係なく入れただけの酷い脚本。
 矛盾も無意味も甚だしい。
 中高生の演劇部のオリジナル芝居の物語のようだ。

 ゾンビで人間世界を清めることを目的とした、人間を止めた人たちと、ゾンビの存在を世間に隠蔽しながら狩って回る組織の物語。
 いじめ問題なんかも、撫でる程度に触れつつ、何がしたいのかわからないゾンビの何か。
 体操服+ブルマ姿のゾンビとか、普通の昭和のおっさんの発想だよね・・・ブルマである意味ないし。
 そんな感じでエロ・グロ路線に行くと見せかけて、特にセクシー描写はない。
 グロさも特になく、CG処理であっさり。

 普通に考えて無理があるご都合展開で、敵を追い詰めひと段落ついたところで、次回作へ続くエンディング。
 ・・・検索した範囲では、続編が出た気配はないけれど。
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