鍋山和弥

櫂の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

(1985年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

『イワ』さんと、『キワ』の関係は、夫婦だし、愛し合っていたが、『イワ』さんが、浮気して、そこからの亀裂が、修正できずに、『キワ』の心は、『イワ』さんから、離れていった。そんな作品。でも、どんなに、浮気しても、『イワ』さんが、一番に、愛していたのは、『キワ』だったことは、間違いない。だからこそ、最後も、『アヤコ』と共に、連れ戻そうとしたし、連れ戻しに、失敗して、部屋で暴れた。後にも先にも、『キワ』が、一番、大事だった。『イワ』さんは、『キク』を、拾ったり、『アヤコ』を、育てないと、『キワ』が、言ったことに、怒ったり、本当は、優しい心の、持ち主で、それ故に、無理難題を、妻の『キワ』に、押し付けた。それも、『キワ』が、『イワ』さんから、心が、離れていった、1つの原因だ。結局、この2人は、思いが、すれ違い、愛が、終わったのだ。『イワ』さんは、貧乏が、一番いかんと考えた。自分の、両親が、終わったのも、貧乏が原因と、考えたに、違いない。それに、対して、『キワ』は、貧乏ながらも、『アヤコ』と、生活することを、選んだ。貧乏でも、幸せならいいと、考えての、行動だろう。『イワ』さんと、『キワ』は、幸せの、理想の形が、違ったのだ。貧乏が、人間を、壊したとか、お金が、人間を、壊したとか、両方言えるだろうが、結局、どうなんだろう?愛が、あれば、お金は、関係なかった。そんな気がする。
鍋山和弥

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