津軽系こけし

大人は判ってくれないの津軽系こけしのレビュー・感想・評価

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)
4.0
全てを捨てて走れ


🔥映画史を代表する一作
🔥フランソワトリュフォー作品初鑑賞
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🔷もはや、ヌーヴェルバーグを代表すると言ってよいフランソワトリュフォー監督の長編デビュー作です🇫🇷🇫🇷


🔶キアロスタミの映画にも通ずるものがあると思いました。

子供を顧みない冷たい両親、望まれない境遇と自己との間で紛糾する少年の心。今作は、トリュフォーが父として慕ったアンドレバザンに捧げられている。
忙しなくパリを回遊するアウトローな少年たちには、きっとトリュフォーの境遇が示されている。

「勝手にしやがれ」でもそうであったが、ヌーヴェルバーグの登場人物たちは走り去る姿が印象に残る。

🔷現実からの逃亡、行き先は自由という名の破滅。

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🥛まとめ🥛
とはいえ、魅力は分からず。最後の走り続けるとこなんかは好きだし、断片のいくつかも可愛らしいものがあった。見識が潤ったら、また観るしかあるまい。
津軽系こけし

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