れいゆ

大人は判ってくれないのれいゆのレビュー・感想・評価

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)
4.2
少年時代を触られた、そうだよな、大人ってわかってくれないよな
両親に大いに責任はあるがアントワーヌ君の大きさはよく感じる、現実を映すヌーヴェルヴァーグの面白さに気づいた
特にこの映画はそれぞれ平等に持ってる「少年性」を刺激してくれるからわかりやすい

最後のシーン、母に見捨てられ特定の保護者がいなくなったアントワーヌ・ドワネルが走っていく、その時彼だけは本当に楽しく独りで生きていくことが出来てしまうのかもしれないという非現実的な現実をどうしても想像してしまう、これこそヌーヴェルヴァーグが追い求めたリアリズムの映画なのかもしれない
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