カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したヌーヴェルヴァーグの代表作であり、スピルバーグを筆頭とする数多の監督たちに影響を与えた伝説的な作品。不良少年の毎日を描いた話。
内容は何となく知っていたものの、恥ずかしながら完全初見で鑑賞。結果としてはとても面白い作品でした。今作は散々色々な映画にパクられているだけあって、名シーンの目白押しだし、想像以上に劣化している部分も少なかったです。撮影はお手本のように素晴らしく、ジャンピエールレオーの演技は本当にアホな悪ガキを見ているようで笑えました。一方で今作は、終盤にかけて緩急がしっかりしており、ただの悪ガキと断罪する展開になっていなかったのが良かったです。
教科書のような偉大な映画をやっと見れて満足出来ました。フランス映画が苦手な人でも、今作は絶対に鑑賞するべき一本だと思います。
