napori

紅の豚のnaporiのレビュー・感想・評価

紅の豚(1992年製作の映画)
2.1
全然好きじゃなかった。無垢な若い女性がおっさんを好きになる筋書き、男性にとって都合良すぎて基本的に拒絶反応を抱く。ロストイントランスレーションもそうだけど。

主人公のかっこよさが1ミリも理解できないし、ラストで殴り合うのもよくわからない。

1920年代が舞台なら男女の扱いの差なんてあんなものじゃ生ぬるいのかもしれないけど、賞金と少女を椅子に並列に並べるカットは意図的であれショックであった。意図的だとしたらその意図を汲めるほど社会は成熟ではなく、無垢に見る人が多いからこそ何気なくあのシーンが当然だと受け入れられてしまうことが怖かった。

全体的に戦争を題材にしつつも底抜けの明るさがあるところや、主人公豚であること、いろんな解釈ができる作品だとは思いつつ、not for meでした。
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