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エイセス/大空の誓いのmhのレビュー・感想・評価

エイセス/大空の誓い(1991年製作の映画)
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アイアンイーグル3。
2のエースパイロットは出てこない。
このシリーズはチャッピー/ルイスコゼットジュニア/黒人の退役軍人が主人公なんだけど、3までやってようやく主人公らしい扱いに昇格。
将軍の地位から退いたあとは、「華麗なるヒコーキ野郎」もかくやといった曲乗り興行でP38のパイロットを務めている。
WW2で活躍したアメリカ、イギリス、ドイツ、日本のエースパイロットたちがそこに集まっているという設定。
チームの中には千葉真一もいてゼロ戦(という設定の改造されたT-6 テキサン)に乗っている。「トラトラトラ」でも使用されたテキサンゼロと呼ばれている機体とのこと。
これまでみたいに、
・イスラエル空軍が協力
・現実に起こった軍事衝突を下敷きにしている
ということはなく、敵はペルーの麻薬密売組織とこのころのエンタメ映画にありがちな設定。そこに南米に逃げのびたナチの残党を絡めている。
曲乗りチームのドイツ人には遺恨があり……みたいなプロットもあった。
ヒロインのマッチョ設定も珍しいけど、主人公が歳いってて激しいアクションができないという事情もありそう。
千葉真一の「エースパイロットは兄なんだ」という告白だけど、実際の千葉真一はお父さんが陸軍航空隊のパイロットだったそうだ。
「トップガン」目指すのをやめたこともあってか、全体に話がまとまっててかなり見やすい。ただ、既視感ある展開の集合体なのでカタルシスも少ない。1でやってたスネークレースみたいなわけわかんないけど勢いあるものがみたいんだけどね。
それなりに楽しめたけど、アイアンイーグルさんだったらそうじゃねーだろという気持ちにもなった。
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