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夕なぎのmaruのレビュー・感想・評価

夕なぎ(1972年製作の映画)
4.2
オープニングの音楽がよいな〜ロミーの美しさずっと見てられるな〜ファッション、インテリア最高だな〜と見惚れていたら、序盤〜中盤にかけて徐々にやばくなってくるイヴモンタンの演技にやられてしまった。おそろしい〜。
近くにいたらぜったいぜったい無理な人間なのに、虜になってしまうな。爆発して自己嫌悪に陥って子犬みたいな顔して懇願するいわばdv的要素満載のおとこなのにめ〜ちゃくちゃ可哀想にみえてくる不思議。

ストーリーはとてもとても好きでした。
自立したいと願う人間のなかにある依存心と執着心ほど、矛盾して美味しいものはないとおもうので。男も女も溺れて狂った姿をわたしはみたい。人間の抱える矛盾が大好き。
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