クリムゾンキング

クリスマス・キャロルのクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

クリスマス・キャロル(1938年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

クリスマスが大っ嫌いな実業家が、7年前に死んだ共同経営者の幽霊の助言のもと、3人のクリスマスの精霊に会い過去、現在、未来を体験し、改心するお話。

幽霊が現れるシーンや、精霊と一緒に空を飛ぶシーン、未来の精霊の死神然とした出立など結構見所がある。

そして冒頭から登場人物みんな楽しそう、特にボブ一家の子供たちがクリスマスのご馳走当てをする際のはしゃぎようはこっちまでウキウキしてきそう。

そして最後には偏屈な爺さんだった主人公もまるで別人のような表情。このあたり本当すごい。

クリスマスを大切に、ということなのだけど、「ティムは皆に偲ばれ、私は偲ばれない」というセリフにもあるように、自分の振る舞いは結局全て自分に返ってくる、ということなので、そうした意味でもとても面白い作品だった。