たおぱお

クリスマス・キャロルのたおぱおのレビュー・感想・評価

クリスマス・キャロル(1938年製作の映画)
4.5
わかりやすく、心に沁みる映画でした。

自分の間違いに気付いて心から悔いた時、すぐに態度を改められるスクルージさんの行動力が素晴らしいなぁと…。
後半のスクルージさんの笑顔が、冒頭とは別人のように愛らしくチャーミングで、それだけで幸せな気分になりました。

お金があるのに不幸な人、お金はないけど幸福な人の対比が良かったです。
特にボブお父さんの人格者っぷり…。
あの状況でも家族に心配かけないように普段通り明るく振る舞う姿が、家族を愛してるからこそなのが伝わって…。
自分ならソッコー家族に弱音はくな…と、打たれ弱い自分の姿と重なり大いに反省しました。

きっかけはクリスマスだろうが、盆暮れ正月だろうが何だって良くて、苦難を含めて自分に与えられたもの全てに感謝する、他人の苦しみに寄り添い他人の幸せのために祈る、そういう姿勢を大切にしたいと思いました。
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