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耳をすませばのKKのレビュー・感想・評価

耳をすませば(1995年製作の映画)
4.5
ただの青春恋愛映画じゃない、人生における壁の大きさと、それに対するティーンの希望を描いた傑作。天沢聖司は恋には不器用だけど夢には誰よりも器用で、そんな彼に等身大の少女である月島雫は惹かれていく。恋した瞬間におぼえる劣等感も焦燥も、全て"恋"なのかなぁと思える。そんな純度100パーセントの恋は1生に1度きり。だけど1度きりの経験をずっと胸の奥にしまって私たちは生きている。恋をしていた瞬間は夢にひたむきで、世界が小さく見えた。そんな中学生の思春期をありのまま描いた作品が大好きです。ファンタジーだけじゃなくて恋愛模様も完璧に描ける宮崎駿監督は天才ですよほんとに。
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