ももさく

耳をすませばのももさくのレビュー・感想・評価

耳をすませば(1995年製作の映画)
2.7
図書カードに、いつも自分より先に天沢聖司と言う名が書かれており、どんな人か気になる雫だが出会いは雫にとっては最悪だった...。

月島雫(本名陽子)中3の受験生。本が好きで小説家になりたい。カントリーロードの詩を書く。性格は、だらしない。「猫の恩返し」は雫が書いた物語となっている。

天沢聖司(高橋一生)中3。よく自転車に乗っている。バイオリンが弾けバイオリン職人を目指す。

西司朗(小林桂樹)地球屋の主人で聖司の祖父。バロンに関して切ない思い出がある。

原田夕子(佳山麻衣子)雫の親友。好きな人がいる。

杉村(中島義実)雫の友達。女心に鈍感。

月島靖也(立花隆)雫の父親。

月島朝子(室井滋)雫の母親。

月島汐(山下容莉枝)雫の姉。しっかり者の大学生。

ムーン→色んな名を持つ無愛想な猫。「猫の恩返し」にも登場。

フンベルトフォンジッキンゲン男爵(露口茂)通称バロン。西司朗がドイツからもらってきた猫の置物。「猫の恩返し」にも登場。

夕子の父親→とんねるずのハンマープライスで落札した一般人の方が声を担当。セリフは「おかえり」のみ。

ドワーフ→鉱山などの地底でくらす髭を生やした小人。

エンゲルスツィーマ→ドイツ語で天使の部屋と言う。職人が偶然つけた傷に太陽光が当たると美しい輝きを放つ。

他、声の出演 鈴木敏夫、高山みなみ、井上直久、飯塚雅代他。

もう何十回と見てるが、テレビでやってると録画してまで見てしまう。凄く好きでもないのに。歳をとると感じ方が変わるので見直すのは好き。そんな訳で再再々レビューで、ちょっとだけ書き直しました。

当時高校生くらいだったかな?今までのジブリと違って自分が読んでいた柊あおいの少女漫画がジブリ?って所にやや抵抗があった作品。

好きな人がいたり、やりたい事をひたすら頑張るエネルギーがあったり年齢関係ないのかもしれないけど経験を積む前の気持ちってやっぱり熱さが違うよなぁ。本当に真っ直ぐ。

聖司、雫、杉村、夕子それぞれの恋愛が見ててこっぱずかしいけどLINEやメールのない時代の良さがあります。電話や言葉や手紙で伝える大切さ。

友達の好きな人が自分の仲良い男友達、その友達は自分が好きで、自分は友達以上にはなれない。そんな展開映画だけでなく身近にもゴロゴロあるだろうけど、ちょっと端折りすぎな気もして…親友に秘密のままとか大人すぎじゃない?。

聖司が雫を前々から気にしてた女の子って理由は理解できたが雫の聖司対する想いの展開は、あまりにも早すぎる。

即興で歌って弾いて盛り上がってる所は印象的ですね。初めて聞いた時は雫の歌が決してうまいと思えなかったけど何度も映画見て聞いてると、もう味になってるって感じ。

カロリーメイトのチーズ味を高校生の頃よく食べたなぁとか何だか無駄に眠くてお風呂入らず寝て朝風呂も結構した。そして親に怒られた事すら思い出した。

今見ると雫のお姉ちゃんが完璧すぎて好きになれない。言い方キツイし上からだし、色んな事を計算して決めて、自分の道を進んで挫折がなさそう。

夕子の部屋が、めちゃ広くて、物とか雰囲気がいい所の子って感じがした。

恋や将来に悩む思春期の話しで、ピュアな話しが好きな人にはドンピシャな映画ではあるが、雫が部屋から顔を出してから終わりにかけての全てが私の中では何度見ても小っ恥ずかしい。初めて見た時は、いきなりの“聖司”と終わり方にビックリしたのを覚えている。

2022年10月に、この作品の10年後を清野菜名と松坂桃李で実写化されるようですね。