「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」《凡作》
スター・ウォーズの元ネタである黒澤明監督の傑作『隠し砦の三悪人』をリメイクしたら、こっちがスター・ウォーズっぽくなってしまったエンタメ超大作！
なんでリメイクしたんだ…誰がやっても叩かれるだけの大外れクジをわざわざ引いた樋口真嗣に合掌🙏
もちろん、前作「日本沈没」と同じくオリジナルとの比較は一切していないレビューです。そう考えるとそこまで酷い映画ではないけど、どうしても惜しいところが多すぎる哀しき作品…
オリジナルとは多少異なるストーリーや登場人物で構成されているため、半分は樋口真嗣のオリジナル作品に近い
過去2作とは違ってかなり邦画のエンタメ色が強い作品で、別のタイトルにしていれば多少の批判は抑えられたかもしれない…
そもそも黒澤明の映画をリメイクすること自体が、核爆弾を作るのと同じくらいに愚かなことである😓
それをアイドルのエンタメ娯楽に改変したら、そりゃみんな怒るよw
ロケーションや特撮は悪くないが、前作「日本沈没」の方が良かった。CGは2008年の映画にしてはちょっとダメクオリティ…
撮影が安っぽい、出来の良い自主製作みたい。カメラアングルも演出もダサい、撮影監督が悪いのか樋口が悪いのか知らないが、本当にこれで良いと思ったの？
超低予算LOTRみたいw
演技に関してはみんなすごく上手いのよ、前作「日本沈没」の主演2人が大根だったから余計にそう見えるかもしれないが…w
特に宮川大輔、芸人だがそこらへんの「演技が下手なくせに無駄に人気がある俳優」よりかは格段に上手いと思う。あと阿部寛、見た目が三船敏郎に似ていてなんか良かったw
松潤に関しては見た目以外なら演技は上手いと思う。同じ事務所の先輩Kが前作で見せた素晴らしい大根演技を払拭する良さ。でもキャスティングしたのは大間違い、容姿が整いすぎ、これだけで金のためだけの映画だとわかる。松潤は一切悪くない、悪いのはクソ東宝とジャニ事務所。ほんと邪魔なんだよな…
総評としては邦画の悪いところを詰め合わせたような映画だが、娯楽映画としてはみんなが楽しめるエンタメの良さが詰まってる。ただ「隠し砦の三悪人」というタイトルをつけたのが終わりの始まり…
今作ばかりは樋口真嗣を擁護できない
あと、椎名桔平こと和製ダース・ベイダーの顔の傷はどうやってついたのか教えてくれw
