このレビューはネタバレを含みます
浪人である関の弥太郎は生き別れた妹に会うための旅の途中で、一人の少女に出くわす。お小夜というその少女は、別れた時の妹とちょうど同じくらいの年頃であった。
そのお小夜は足を滑らせて川に落ちてしまう。咄…
再見。因果が巡ってきたかのように背中を斬られた木村功の最期の「兄ぃ…」の台詞があまりに切ない。中村錦之助と十朱幸代のあいだに立ちはだかる垣根が画面の大半を覆い尽くし、どう足掻いても別れる定め。彼岸花…
>>続きを読む何度見ても涙腺が緩んでしまう問答無用の傑作。
物語の中盤の彌太郎が探していた妹の消息を女郎に告げられるところの、ゆっくりパンをしていくシーン。そしてラストの梵鐘が鳴るなか彼岸花が路傍に咲く道を歩んで…
【再鑑賞】
生き別れた妹を捜す関の彌太っぺ。
道中知り合った幼い娘の預け先に四十五両を置いて去る。
その後妹の病死を知った彌太っぺは、用心棒として変わり果てた姿に。
長谷川伸原作の股旅もの。
十朱幸…
親しくなった年下の女性に自分の死んだ妹を重ね合わせ、彼女を守るため自分の正体を隠しながら難事に立ち向かう主人公は『無法松の一生』と並ぶ日本における女性崇拝の鑑(無法松が姉や母を代表する年上なら、こち…
>>続きを読むクロール,溺れ子供救い,50両失くし,手紙落とし,助太刀,旅館,子供表唄,水車,実孫,人足請負場,銭預かり,御礼,花,ゆでたまご,女郎屋,妹死話, 墓参り,雨斬り合い,1人斬り1両,2階落とし,風車…
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2022.52 *139
弥太っぺは、旅の道中で助けた小夜を、生き別れた妹に重ね合わせる。
10年後、小夜を守る為、弥太っぺを兄と慕うモリスケをやむなく殺める。小夜に正体を明かすこともなく、果たし…