『スター・ウォーズ』のパチもんテイストは拭えないけれど、それでも同時期に作られた即席スペースSF映画『惑星大戦争』より面白いのは『里見八犬伝』や『七人の侍』など日本人が好きな作風を巧みに取り込んで和洋折衷スタイルの作品に仕立てているから。特殊なカメラを駆使しての撮影など特撮も本家とは違う迫力があって見ごたえ十分。
『里見八犬伝』などの角川大作路線や『宇宙刑事』シリーズなどの特撮番組、80年代以降の特撮映画にも多大な影響を与えた何気に重要な作品でもある。
でもやくざ路線や時代劇などの影響がありまくりな口調のキャラが多数登場する本作を鑑賞して当時の子供たちは純粋に興奮していたのだろうか。
