鍋レモン

花田少年史 幽霊と秘密のトンネルの鍋レモンのレビュー・感想・評価

3.5
⚪概要とあらすじ
幽霊が見えるようになったわんぱく少年を主人公に、一色まことの人気コミックの実写映画化したひと夏の冒険物語。

近所で知らぬ者のいないわんぱく坊主の花田一路(須賀健太)は、今日も母親の寿枝(篠原涼子)とテレビをめぐって激しいバトルを繰り広げていた。怒り狂う母親から逃げるため、自転車を猛スピードで走らせていた一路はトラックに跳ねられてしまうが、奇跡的に一命を取りとめる。しかし、幽霊が見えるという不思議な力を授かってしまい...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“幽霊に出会って、家族の絆を知った、不思議なひと夏。”

「それ以上行っちゃだめよっ」

⚪感想
幽霊が見えるようになった悪がき男の子の作品。
ホラーというよりかはコメディーファンタジーヒューマンドラマ。

地上波で2、3回観ているし好きな作品なのに登録してなかった。
意外とスコアが低くて悲しい。

主人公はトラックにぶつかって九死に一生を得て幽霊が見えるようになったけど現実でも事故や病気で九死に一生を得て幽霊が見えるようになった人が結構いるらしい。
一路の9歳、9針、九死に一生らの「9」は関係あるのかな?

『シックスセンス』以上に幽霊たちが来る。

須賀健太さんや篠原涼子さん、西村雅彦さん、北村一輝さん、濱田まりさん。
西村雅彦さんが演じるおとぼけキャラクター大好き。

一路も壮太も可愛い。

CGは荒いけど気にせず楽しめる作品。
ほうきに着けた掃除機コードがめちゃくちゃ伸びる伸びる。

ネコちゃんワンちゃんも可愛い。

基本コメディーなのに素敵な物語が多くて一路のメインパート以外にも素敵な家族愛が描かれていて感動させられる。
ハムカツとか運動会の借り物競争結構好き。



⚪以下ネタバレ



本当の父親と名乗る幽霊が現れたり、自分の父親が実は親友の父を見殺しにしていたり。
徐々に物語が語られていくとそれが間違いだったことに気づく。

ストリートミュージシャンをしていた一路の母の寿枝の追っかけをしていた父の大路郎が可愛い。長髪だとは思っていなかった。衣装は偏見すぎる気がするが。
大人になってからも一路が事故にあって駆けつけたのにもう家に帰っていたり、家にいた沢井を幽霊だって言っているのに大路郎が勘違いしたり。
それでも凄く良い父親。

沢井が面倒を見なかったゆえに聖子が死んでしまったのは可哀想。それでも寿枝や大路郎と過ごした日々は幸せだったから救いがある。
聖子は幽霊として二人をずっと守っていて子どもの頃指を加えていたことや制服を着ていたのは伏線だったのか。

ポルターガイストとしてガッチガチのバトルしていたり、親子バトルのゲーム感凄い。

⚪鑑賞
地上波で鑑賞。
地上波で鑑賞。
午後のロードショーで鑑賞。
鍋レモン

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