映画は遠い過去のはなし

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスの映画は遠い過去のはなしのレビュー・感想・評価

3.6
ファントム・メナスは当時、マトリックスと同じ年に公開されていて、マトリックスの革新的な映像に比べ、スターウォーズは子どもっぽい内容だとけっこうバカにしてた。
案の定、その年のアカデミー賞はマトリックスが4部門をかっさらう結果になったのだけど、しかし、マトリックスが2、3と進むにつれて、難解で尻すぼみ的な展開になるのに対して、スターウォーズは「新たな希望」に繋がる壮大な叙情詩と世界観に自分の中で評価が逆転しまった記憶。

「ファントム・メナス」は見えざる脅威というだけあって、パルパティーンの狡猾さが垣間見れる展開。
クワイガンジンとオビワンのナイスな師弟コンビ振り、ダースモールとの闘いがハイライト。アナキンのポッドレースも当時のCG技術ならでは。

なによりも1番の印象は、ナブーの個性的な生き物というかキャラクター達。
一瞬しか登場しないキャラ達もかなり細かく設定されているらしく、改めて世界観の深さに感動する。
個人的には、ナブーの海底に潜むとされるサンドアクアモンスターって奴!筋肉隆々の腕と鋭い歯で獲物を引きちぎるシーン。ほんの一瞬の場面なんだけど、そのインパクトさに圧倒された。体長が160m〜200mだって!