松岡茉優

燃える大陸の松岡茉優のレビュー・感想・評価

燃える大陸(1968年製作の映画)
1.2
日本映画史に名を刻めるレベルのつまらなさだし、とんでもない珍作。松竹がやってた旅行シリーズを海外でもやってみました!的なノリで作られたとは思うんだけど、中身は珍作の中の珍作だった。
シュトロハイム『グリード』並の砂漠を彷徨うシーンに所々入る広告(松坂屋、UCC、東洋タイヤなど)、更には1000億%蛇足の外国人カップルの下り、極め付けは字幕のない英語でのやり取りなど製作者側も駄作と分かりきった上で撮ってることがなんとなく感じ取れるレベルで映画として崩壊してた。ただ、冒頭のクラブのアングラ感や幻想シークエンスなどこういったプログラムピクチャーの中にも作家性を発揮させようとする西村昭五郎の姿を所々感じることができたので+0.2。
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