再見
ドパルデュー演じる落ちこぼれ司祭と、頼りない父親的ピアラの司祭。
上司に頼まれた用事で遠出をするのに、わざわざ馬車を使わずに徒歩で行き、半ば迷子になりふらふらの状態で悪魔に出会って帰ってく…
いろいろ細かいとこ忘れていたけれど……好きすぎる。メンタルが危うすぎるドパルデュ、虚ろな表情をしながら自室で読みかけの聖書(読んでなさそうな)をドサっと床に放り捨てる、チェーンの苦行でシャツを血で汚…
>>続きを読む無力な、無意味な人生の実存に迷い、神の道を外れ、絶望の淵をさまよい歩く人間の、沈黙の叫び。
死ぬまで終わることのない試練と孤独の闇に陽の光が差し込むならば、悪魔も救いの神となろう。
内なる悪を知る…
『われ平安を汝らに遺す、わが平安を汝らに與ふ。わが與ふるは世の與ふる如くならず、なんぢら心を騒がすな、また懼るな。』ヨハネによる福音書14-27(文語訳)
モーリス・ピアラ「悪魔の陽の下に(S…
GYAOで配信が終了するということで、久々にカンヌで大ブーイングを喰らったパルムドール受賞作を鑑賞。
信仰心の全く無い自分には、ブレッソンの田舎司祭の日記やベルイマンの冬の光等と同じくらい描写や撮…
カテゴリー、アクションでいいのか?
要領良く生きている聖職者だっているのに、ドニサン神父はガチ。自分の弱さや欠点を真っ正面から見つめ、日々それを自責している。「自分は司祭にはなれません」と語る(ま…
聖職者としての道をかくも厳しく追求する内に迷いが生じ、そこへ悪魔が忍び寄ってくる。
長々と歩くロングショットでジェラール・ドパルデューの葛藤が形を成す瞬間が恐ろしい。
サンドリーヌ・ボネールの無知な…