ミシンそば

悪魔の陽の下にのミシンそばのレビュー・感想・評価

悪魔の陽の下に(1987年製作の映画)
2.5
何にもわかんない。
随分眠たいことを98分も使ってほざくなぁ…。だから何だよとしか自分には思えなかった。
根本的に世俗(個人)主義者には徹底的に向かない映画。

パルムドール受賞時に論争が起きたということでも有名な作品だが、自分には論ずるに値するかどうかさえ分からない、完全な別世界の出来事にしか映らず、ドニサン神父の一挙手一投足は鬱陶しいとしか思えない(明らかに救われたいと思っているのに信心が邪魔してるようで、ずっとイライラさせられる)。

展開は緩慢とは言えないが事の起こり一つとっても全部が唐突で、それをこの合わない流れに混ぜ込まれるのだからとにかく前半は眠たかった。
3年前に観たドライヤーの「奇跡」との類似点(アンチテーゼ的な要素)を見出そうと思えばできないこともない感じの仕上がりだともちょっとだけ思いはしたが、そういうところに行き着く時点で冒涜なのだろうか。
まぁ、正直言ってこんな緩慢な感想しか思い浮かばないや。