Panierz

悪魔の陽の下にのPanierzのレビュー・感想・評価

悪魔の陽の下に(1987年製作の映画)
4.0
ナサリン的なものに霊感を得たような映画で、しかしプロットに諧謔味はなく静謐な空間とオブジェクトで神への忠誠心を粛々と語る。端的に言って暗澹としている。

人々の信用を獲得するに至る真実というものには、殉教者が必要なのだと揶揄しているようでもある。これは宗教に限らず多くの事象に当てはまることで、モーリス・ピアラはこの映画を観念的なものとして作ったのではない気がしている。
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