マイケル忌野

サンダカン八番娼館 望郷のマイケル忌野のネタバレレビュー・内容・結末

サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます


淫売の血を吸って大きくなったんだ

内容については何も言うことかまできない
見たもの感じたものが全て

血と涙の印

からゆきさんという言葉を初めて聞いた
ノンフィクションということだが実際に綺麗とは言えない場所に寝泊まりして信頼を得て聞き取りをした作者に敬意が生まれる

とことん尊厳と居場所を奪われる女たち
裏切り悲しみの連続
それは言葉だけで言い表すことは出来ない

初めから凄い
強烈な始まりに引き込まれる
昔の映画と侮ることが出来ない
映画の凄さ映像の凄さを思い知らされる
演技演出構成道具全てに血がやどる

描写がリアル
食べ方ひとつに育ちが出て無自覚に豊かさを享受するものはそれを笑う

連合軍は街に爆弾落とし、日本軍は現地人を虐殺し街に火を放った
みんな日本に背を向けて眠ってる
マイケル忌野

マイケル忌野