本来、こういったベタでウェットな古いタイプの邦画は苦手なんだが、ここんとこ悲劇観たいモードなんで敢えて観てみた。
悲劇の玉手箱や〜。
ここで描かれてることは掘り起こせば五万と出てくる日本のタブーや恥部のほんの一例だと思うが、忘れ去られるよりこうやって記録として残るのは意義のあることだと思う。
また、嘗て田中絹代という優れた俳優が日本にいて、今でも演技を楽しむことができるってことが、映画の素晴らしいところ。
凄い女優さん。観れるだけ観てみたい。
今、高峰秀子の自伝的エッセイ(驚異的に文章が上手い)を読んでいるが、高峰の子役時代に田中絹代から大層可愛がってもらったエピソードが出てくる。