らんらん

昭和のいのちのらんらんのレビュー・感想・評価

昭和のいのち(1968年製作の映画)
3.5
日活、カラー、人間ドラマ
出演者
石原裕次郎、浅丘ルリ子、浜美枝
高橋英樹、和泉雅子、浜田光夫、中村賀津雄
岡田英次、南原宏治、鈴木やすし、北林早苗、佐藤慶
浜村純、深江章喜、藤竜也、郷鍈治、谷村昌彦
柳永二郎、夏川静枝、川地民夫、青木義朗、玉川伊佐男、河津清三郎
島田正吾、辰巳柳太郎

【内容】
昭和初期の激動の時代(不景気・凶作・戦争)を背景にして、そこに生きる民間の人間たちのままならぬ生活を描く?

主人公の石原裕次郎は佐藤慶率いる革命メンバーの一員であったが
総理(島田正吾)の暗殺指令を受けるものの失敗してしまい(説得されてしまう)
舎弟の中村賀津雄はその裏切りが許せず石原裕次郎を銃撃、仲間や警察からは死んだものと思われる(走行中の汽車内で銃撃され汽車の外へ落ちていったため)

銃撃され半死半生の石原裕次郎は川に漂っていたところを医者の岡田英次、テキ屋の辰巳柳太郎に救われる
そのままテキ屋でお世話になることになった石原裕次郎はお嬢さんの浜美枝といい感じになる

だが、
なんだかんだあってテキ屋と地元ヤクザの抗争が勃発
さらにはかつての想い人浅丘ルリ子が女郎に落ちぶれていたことが判明
浜美枝と浅丘ルリ子との間で揺れる石原裕次郎は、、、

・ネタバレ
最後はたまたまこれまでの登場人物が勢揃い
たまたま中村賀津雄も香港から帰って来て、たまたま一同がいるお屋敷へやって来る
その際のゴタゴタで浅丘ルリ子、辰巳柳太郎が死亡
親分がやられた!ってことで討ち入ろうとするモブたちを止めた石原裕次郎は、1人でこっそり討ち入りに向かうのであった、、、

【感想】
167分の長尺&豪華キャストで見応えはあった
そんなに長いとも感じなかったしつまんないとも思わなかったけど面白くはないか
たぶんすぐに中身忘れちゃう系、残るものはあまりなかったと思う

政治の腐敗、軍の暴走、貧困する民衆、などなど考えさせられるテーマを散りばめてはいるけど
結局はテキ屋と地元ヤクザのゴタコダ、そして石原裕次郎と浅丘ルリ子、浜美枝の三角関係が中心の映画なんだよね
なんかどうでもいい事に時間使ってるような気がする

・出演者メモ
ガッツリ主演で石原裕次郎、2番手で高橋英樹、3番は浜田光夫
ヒロインは石原裕次郎に浜美枝と浅丘ルリ子、高橋英樹に和泉雅子、浜田光夫に北林早苗って感じ
出番は少ないながら和泉雅子が天使のような可愛らしさが印象に残る

あとは、
豪華キャストではあるけどほぼほぼ特別出演的なワンシーン程度の出演の人が多い
郷鍈治とか柳永二郎の出番があれだけとはびっくりしたもん
らんらん

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