ゆうがお

ブワナ・トシの歌のゆうがおのレビュー・感想・評価

ブワナ・トシの歌(1965年製作の映画)
4.0
これが半世紀以上前の映画と思うだけでも意味がある。
当時アフリカに渡航する自体大変な事だったはず。しかも待ってくれているはずの日本人はアクシデントがあり帰国したもよう。
目的の日本人研究者の家造りをするに当たり頼る者がいない状態からの出発。
高度成長期時代の日本人の働き方が、遠いアフリカの地で通用するはずもなく、やはり問題も発生する。
映画では現地の人を起用したらしく、何処となく素人臭さが伝わってくる。しかしこれがとても自然で効果的。
異文化の遠いアフリカの地だが、友情の成り立つ基本は案外どこも大差が無いのかも知れないと思った。
当時のアフリカの壮大なロケーションを見てドキュメンタリーを観ている様な感じにもなった。