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ウェルカム・ドールハウスのaaaakikoのレビュー・感想・評価

ウェルカム・ドールハウス(1995年製作の映画)
3.8
映画史上もっともブスなヒロイン登場!とかってジャケットに書いてあったから、それはエイドリアンファンとしては見逃せないな…と思って軽い気持ちで見た。だって…そういうのって、コメディでしょ?

と思ったら全然笑えなかった。すげーーキツい映画だった。
主人公ドーンは学校中からブス!レズ!といじめられてる。冒頭から、食堂で食べる席が見つからない…うわあこれしんどい…わかる。家には可愛い妹がいて、親はそっちをかわいがってて、ドーンはいつも怒られてる。
でもドーンも強いのだ。いじめられてる子がいればかばったり、「特別人間クラブ(Special people club)」というのを作って家にテントを建ててたりする。
兄のバンドのヤリチンボーカルに恋心を抱いたり、いつも自分をいじめてくるブランドンに脅されたり…。

ドーン、生きていけよ、と、言いたい。生まれてこの方、どうしようもない日々だったね。
でも人生は、中学出てからの方が断然長いんだぜ。しょうもない学校も、親も捨てよう、そして世の中に出よう。
あなたが生きる世界が必ずどこかにある。妹の人形の首をナタで切ったことを懐かしく思い出す日が必ず来る。幸せを祈る。

(途中、ばっちりマイクが映り込んでてビビった)
(この監督毒ありそうだなあ。他の作品もチェックしよう)
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